■ ID | 786 |
■ 種類 | 論文 |
■ タイトル | Occurrence of phenols in leachates from municipal solid waste landfill sites in Japan |
■ 著者 | Yasundo Kurata
埼玉県環境科学国際センター Yusaku Ono 埼玉県環境科学国際センター Yoshiro Ono 岡山大学大学院 |
■ 出版元 | Springer |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | Journal of Material Cycles and Waste Management, Vol.10, No.2, 144-152, 2008 |
■ 抄録・要旨 | 38ヵ所の一般廃棄物最終処分場の浸出水について分析を行い、41種類のフェノール類の検出状況、埋立廃棄物の種類と浸出水中濃度との関係、附設する水処理施設によるフェノール類の除去に関する知見を得た。
フェノール類の浸出水中濃度は浸出水のpH値に依存する傾向があり、特にphenolはpH値が高いほど濃度が高くなる傾向にあることがわかった。pH値が高いことがフェノール類の濃度を高める程度は、フェノール類の分子量に依存しており、分子量が150以下のフェノール類についてはpH値による影響が大きくなることが判明した。また、飛灰を埋めた処分場では、phenolとbisphenol Aの濃度が高く、不燃物を埋めた処分場では4-nonylphenolの濃度が高かった。このことは、フェノール類の種類により、その発生起源が異なることが示唆された。また、phenol、bisphenol A、4-nonylphenolは、生物処理や凝集沈殿処理の従来から採用されている水処理技術によって低濃度まで除去することが可能であることがわかった。 |
■ キーワード | 埋立地、浸出水、フェノール類、起源 |
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